淡い黄色のリングが印象的な棒渦巻銀河NGC 1015

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 1015。くじら座の方向、1億1800万光年の距離にあります。地球に対して銀河円盤が正面を向いており、バルジや渦状腕をはっきりとみることができます。

NGC 1015は中央部のバルジが大きくて明るく、またガスと星からなる棒状構造があります。このような棒状構造は全ての渦巻銀河の3分の2でみられます。私たちの天の川銀河も、中央部に棒状構造がある棒渦巻銀河の1つです。NGC 1015では棒状構造を取り囲むように淡い黄色のリングがあり、渦状腕はそのリングから外側に向かって伸びています。

2018年3月12日にリリースされた「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Riess (STScl/JHU)

https://spacetelescope.org/images/potw1811a/