超新星の余韻の後に撮影された美しき渦巻銀河NGC 634

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 634。星々と暗い塵が銀河円盤を織りなす美しい渦巻銀河です。さんかく座の方向、2億5000万光年の距離にあります。

この銀河は、「ステファンの五つ子」と呼ばれる銀河グループにも名を残す、19世紀のフランスの天文学者エドゥアール・ステファンが発見しました。2008年には「SN2008a」として知られるIa型超新星が観測されました。超新星は一時、銀河全体に匹敵するほど輝いていました。しかし爆発の約1年半後に撮影されたこの画像では、すでに見ることができません。

画像は2011年5月30日にリリースされたハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble