長大な「尾」が間に伸びる2つの銀河「Arp 248」 ハッブル望遠鏡の「今週の1枚」 | アストロピクス

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長大な「尾」が間に伸びる2つの銀河「Arp 248」 ハッブル望遠鏡の「今週の1枚」

この画像には、「Arp 248」として知られる3つの銀河のうちの2つの銀河が映っています。「ワイルドの三つ子銀河」とも呼ばれるArp 248は、おとめ座の方向、約2億光年の距離にあります。

画像には大きな渦巻銀河が2つ、それぞれ左上と右下に映っています。互いの重力の影響により大きく変形しており、両者の間には星や星間塵が細長く伸びています。これは銀河の潮汐力によって星などが引き離されて伸びたもので「潮汐の尾」と呼ばれます。

なお画像はハッブル宇宙望遠鏡のデータと、セロ・トロロ汎米天文台(CTIO)にあるビクター・M・ブランコ4m望遠鏡に搭載されたダークエネルギー・カメラ(DECam)のデータを組み合わせて作られています。2022年10月31日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてESA/Hubbleから公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, Dark Energy Survey/DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA, J. Dalcanton

(参照)ESA/Hubble