VLTでとらえた、おおいぬ座の散開星団NGC 2362

ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLT(超大型望遠鏡)でとらえられた散開星団NGC 2362(おおいぬ座タウ星団)。おおいぬ座の方向、5000光年の距離にあります。画像の中でひときわ明るく輝いているのは、星団の中心メンバーである、おおいぬ座タウ星です。

散開星団のメンバーの星は、同じ分子雲から誕生します。ただ、生まれた時は一緒でも、その一生は質量によって異なります。恒星は質量が大きいほど燃料の水素を使い果たすのが早く短命に終わります。おおいぬ座タウ星は、そのような巨大で短命なタイプの星です。比較的質量の小さな星は、何十億年も輝き続けます。

2019年3月18日にリリースされた、ESOの今週の1枚(Picture of the Week)の画像です。

Image Credit: ESO

https://www.eso.org/public/images/potw1911a/