月探査機がとらえた木星と土星の大接近 | アストロピクス

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月探査機がとらえた木星と土星の大接近

NASA(アメリカ航空宇宙局)の月探査機ルナー・リコネッサンス・オービターが、木星と土星の大接近を撮影しました。

12月下旬、夜空で木星と土星が大接近するとして大きな話題となりました。木星と土星は日本時間の12月22日午前3時ごろに最も接近しました。21日の日没後の南西の空で、大接近した木星と土星をご覧になった方も多いのではないでしょうか。

空で木星と土星が接近するのは、二つの惑星の公転軌道の関係で約20年に一度になります。ただ今回ほどの大接近は約400年ぶりのことでした。

そのような、まれに見る大接近をルナー・リコネッサンス・オービターがとらえたのが冒頭の画像です。最も接近した時刻の3時間ほど後の午前6時15分に撮影されました。なお撮影されたオリジナル画像では木星に比べて土星の明るさが4分の1ほどだったため、土星は明るく画像処理されています。木星の縞模様や土星のリングが映っているのが分かります。

Image Credit: NASA/GSFC/Arizona State University

(参照)LROC