エウロパの北極域をジュノー探査機が初撮影

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーが、37回目の木星接近の際に撮影した木星の衛星エウロパの画像です。撮影時、ジュノー探査機はエウロパから8万2000kmの距離に位置していました。

遠距離からの撮影だったため、あまり詳細には表面の様子がとらえられていませんが、表面の色や反射率が場所によって異なっていることが分かります。また解像度は高くありませんが、画像中央付近には、これまで撮影されたことのないエウロパの北極周辺が映っています。

ジュノー探査機は2022年2月にエウロパへ接近予定です。そのときはエウロパから4万7000kmまで近づきます。また2022年9月にはエウロパ表面からわずか355kmまで接近する予定になっています。

Image Credit:
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing: Andrea Luck CC BY

(参照)Planetary Photojournal