半分白く、半分黒い。土星の衛星イアペタス | アストロピクス

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半分白く、半分黒い。土星の衛星イアペタス

土星の衛星イアペタスは、半径約736kmで、土星の衛星の中では3番目に大きな衛星です。画像は土星探査機カッシーニが撮影したものです。

イアペタスの最大の特徴は、上の画像にみられるように、表面が暗い半球と明るい半球とに二分されていることです。イアペタスは自転周期と公転周期が同じで、常に同じ面を土星に向けて公転していいます。その公転の進行方向の前側が暗く、後ろ側が明るくなっています。

どちらの半球も全体的にクレーターが多く、巨大なクレーターもいくつかみられます。最大のクレーターは、右側の暗い半球の画像の右端に映っているもので、直径は約580kmあります。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA11690