バイキング探査機がとらえた火星の全球 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

バイキング探査機がとらえた火星の全球

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機バイキング(周回機)のデータをもとに作られた火星の全球画像。バイキング探査機は、1970年代に火星に送り込まれた周回機と着陸機からなる火星探査機です。

画像中央下に、マリネリス峡谷が横に走っています。マリネリス峡谷は、長さ2000km以上、深さ8kmにも及ぶ巨大な峡谷です。

マリネリス峡谷の左側に「タルシス三山」と呼ばれる3つの山が並んでいます。上からアスクレウス山、パボニス山、アルシア山という3つの山です。画像左側、火星の輪郭の近くにはオリンポス山が映っています。オリンポス山は太陽系最大の火山ともいわれており、高さ25km、裾野の直径は600km以上もあります。

火星の両極にはドライアイスや水の氷におおわれた極冠があります。この画像の上部には北極冠が映っています。

Image Credit: NASA/JPL/USGS

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA00407