宇宙に浮かぶ2匹の発光生物? | アストロピクス

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宇宙に浮かぶ2匹の発光生物?

この画像は、2019年8月5日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。画像には、まるで2匹の発光生物のようにもみえる2つの銀河が映っています。

おひつじ座の方向にあり、「UGC 2369」として知られているこの銀河のペアは相互作用しています。互いの重力によって相手の銀河に影響を与えあっているのです。そのためどちらの銀河も形がゆがんでしまっています。2つの銀河の間は、ガスや塵、星の光のよってつながってみえています。

このような銀河同士の相互作用は珍しいことではありません。私たちの天の川銀河(ミルキーウェイ)も、40億年後にはアンドロメダ銀河と衝突するだろうと考えられています。やがて両者は合体し、1つの大きな銀河になるとみられています。その巨大銀河には「ミルコメダ(Milkomeda)」というニックネームが付けられています。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Evans

https://www.spacetelescope.org/images/potw1931a/