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これらの画像は土星探査機カッシーニがとらえたもので、小さな衛星エンケラドス(直径504km)が、大きな衛星レア(直径1528km)の手前を通過している場面が映っています。3枚の画像はそれぞれ、1分強の間隔で撮影されました。生画像(raw image)よりコントラストが強調され、3倍に拡大されています。
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こちらは冒頭の3枚以外の画像も含め、生画像をつなげて動画にしたものです。このように、ある衛星が別の衛星の手前を通過する現象を観測することは、衛星の軌道をより深く理解することにつながります。
一連の画像は2009年11月15日に撮影されました。撮影時、カッシーニ探査機はエンケラドスから約230万km、レアから約270万kmの距離に位置していました。
Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute