土星探査機カッシーニが2016年10月23日にとらえた土星の衛星ミマス。土星のリングも映っています。ミマスとリングが衝突しているように見えるかもしれませんが、実際にはミマスはリングから4万5000kmも離れています。
ただミマスの重力はリングに波を作るほか、AリングとBリングの間にある「カッシーニの間隙」の形成にも役立っています(それらはこの画像には映っていません)。
ミマスの直径は396kmほどで、土星の主な衛星の中では最も小さく、また最も内側を公転しています。地球の月と同じように、ミマスは常に同じ面を土星に向けています。この画像に映るミマスは、土星とは反対側の面が見えています。
撮影時、カッシーニ探査機はミマスから約18万3000kmの距離にいました。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute