ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた矮小不規則銀河UGC 9128。うしかい座の方向、約800万光年の距離にあります。天の川銀河やアンドロメダ銀河を含む局所銀河群(局部銀河群)を構成する銀河の一つです。ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したこの画像にはUGC 9128の星々がはっきりと映っており、また背景には遠方銀河が数多く見えています。
UGC 9128は形がはっきりしていないことに加え、おそらく1億個程度の星しか存在していないとみられます。天の川銀河など巨大な渦巻銀河と比べてはるかに少ない数の星しか存在していないのです。UGC 9128の観測から、大きな銀河と似たようなハローや円盤の構造を持っていることが示されています。
画像は2011年4月25日にリリースされたハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA
(参照)ESA/Hubble