天の川銀河の近傍にある淡い銀河ESO 300-16 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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天の川銀河の近傍にある淡い銀河ESO 300-16 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、淡く輝く銀河ESO 300-16が映っています。ESO 300-16は、エリダヌス座の方向、地球から2870万光年の距離に位置しています。

ハッブル望遠鏡によるESO 300-16の撮影は、「Every Known Nearby Galaxy」という観測プログラムの一環で行われました。このプログラムは、ハッブル望遠鏡がまだ観測していない、10メガパーセク(3260万光年)以内にある近傍銀河をすべて観測することを目的としています。プログラム以前、10メガパーセク以内にある75%の銀河はハッブル望遠鏡によって観測されていました。ハッブル望遠鏡の観測スケジュールの空き時間を利用し、残りの25%の銀河の観測が進められています。

アストロピクスでも、このプログラムで撮影された銀河のうち、レンズ状銀河NGC 6684不規則銀河ESO 174-1などを紹介したことがあります。

画像はハッブル望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2023年8月21日に公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Tully

(参照)ESA/Hubble