月面の双子クレーター

NASA(アメリカ航空宇宙局)の月探査機ルナー・リコネッサンス・オービターがとらえた、月にある双子クレーターの画像です。

この双子クレーターは北東-南西方向が差し渡し235m、北西-南東方向が、北側のクレーターは差し渡し172m、南側のクレーターは212mあります。どちらのクレーターも縁から40〜50mの深さがあります。両クレーター間の尾根は南西方向と北東方向へ伸びており、全体で1000mほどの長さがあります。

月には衝突体を分裂させるような大気はないため、衝突前に二つの物体が接近したまま飛んできたと推測されます。近くの月面で起きた巨大な衝突イベントで放出された物体が作った2次クレーターだと見られています。

Image Credit: NASA/GSFC/Arizona State University

(参照)Lunar Reconnaissance Orbiter Camera