アストロピクス「星・星雲・星団」関連記事

太陽系外惑星

鏡のように光の多くを反射する太陽系外惑星を発見

2020年に発見された太陽系外惑星「LTT 9779 b」が、金属の雲で覆われ、これまで発見された中で最も反射率高い系外惑星であることが発見されました。LTT 9779 bは、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の太陽系外惑星観測衛星ケオプス(Cheops)の観測から、主星からの光の80%を反射していることが明らかになりました。
星・星雲・星団

100億年前の宇宙に似た環境ではどんな星が生まれるのか

低金属量の環境でどのような星が生まれるのかを調べるため、国立天文台の安井千香子氏らの研究チームは、天の川銀河の外縁部にある星形成領域「Sh 2-209(S209)」を、すばる望遠鏡の赤外線観測装置「MOIRCS」で観測しました。
星・星雲・星団

天の川銀河の中心方向で宇宙初期の星々を多数発見

「PIGS(Pristine Inner Galaxy Survey)」という国際研究チームにより、天の川銀河の中心付近にある古代の星々について、これまでで最も詳細で最大規模の観測結果が得られました。それらの星々は無秩序に形成されたと考えられていましたが、実際には天の川銀河の中心のまわりをゆっくりと回っていることが分かったとのことです。
星・星雲・星団

惑星はいつ誕生する? アルマ望遠鏡で惑星形成の最初期段階をとらえた

星形成過程のどの段階で惑星系が形成されるのか。その問いに答えるべく、アルマ望遠鏡を使って、星形成開始から1万〜10万年程度の初期段階にある原始星周囲の円盤の系統...
超新星

ウェッブ望遠鏡、超新星で大量の塵を発見

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測により、超新星爆発を起こした天体の周囲の物質に、大量の塵が含まれていることが明らかになりました。発見された塵の質量は、初期宇...
星雲

笑う猫の顔? 赤く輝く広大な星形成領域「Sh2-284」

この画像に映っているのは、星形成領域Sh2-284です。Sh2-284は、いっかくじゅう座の方向、約1万5000光年の距離にある、ガスと塵からなる広大な星雲です...
太陽系外惑星

赤色巨星に飲み込まれ消えたはずの惑星が生き残っていた!?

膨張した赤色巨星にかつて飲み込まれたと見られるにもかかわらず、生き残っている惑星が発見されました。 その惑星「こぐま座8番星b(8 UMi b)」は、主星(こぐ...
太陽系外惑星

アストロメトリと直接撮像で太陽系外惑星「うさぎ座AF星b」を新発見

ハワイ、マウナケア山頂にあるケック望遠鏡により、太陽系外惑星うさぎ座AF星b(AF Lep b)が直接撮像され発見されました。この系外惑星は、地球から約87.5...
星雲

ウェッブ望遠鏡がオリオン星雲の中心部を観測 炭素を含む重要な分子を初めて発見

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測により、「メチルカチオン(CH3+)」という炭素を含む陽イオンの分子が、オリオン星雲の中心部で発見されました。宇宙でCH3+...
太陽系外惑星

サイズなどが金星に似た系外惑星「トラピスト1c」に大気がないらしいことが判明 ウェッブ望遠鏡が観測

地球から約40光年の距離にある赤色矮星トラピスト1(TRAPPIST-1)には、まわりを公転する7つの岩石惑星があることが知られています。これらの惑星は、太陽系...
星雲

オリオン座の暗黒星雲LDN 1622

この画像に映っているのは、オリオン座にある暗黒星雲LDN 1622です。アメリカ、アリゾナ州にあるキットピーク国立天文台(KPNO)の4mメイヨール望遠鏡に設置...
超新星

形成中の太陽系は分子雲フィラメントによって超新星爆発から守られた

太陽系が形成されつつあるころ、近くで超新星爆発が発生し放射性元素が降り注いだことがわかっています。ただ超新星爆発の衝撃波は、太陽系の形成を妨げた可能性があります。この矛盾に関して、国立天文台などの国際研究チームが新たな説を提唱しました。