チャンドラX線望遠鏡がとらえた超新星残骸「カシオペヤ座A」 | アストロピクス

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チャンドラX線望遠鏡がとらえた超新星残骸「カシオペヤ座A」

地球から約1万1000光年の距離にある超新星残骸「カシオペヤ座A」。大質量の星は、一生の最後に「超新星爆発」を起こします。大爆発の後、星の周囲にはこのような残骸が残されます。1680年ごろに超新星が夜空に輝いたと見られていますが、観測の記録は残されていません。

チャンドラX線望遠鏡の画像を、1996年と99年にMDM天文台で得られた地上ベースの画像や2004年と11年にハッブル宇宙望遠鏡得られた画像と合成したものです。チャンドラX線望遠鏡の画像は、元素ごとに色分けされています。

チャンドラX線望遠鏡は1999年に打ち上げられて以来、カシオペヤ座Aを何度も観測してきました。打ち上げからの20年間にも、この超新星残骸は外側に向かって膨張しているのが観測されています。

Image Credit: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical:NASA/STScI

(参照)Chandra X-ray Observatory