南天の巨大な星形成領域「カリーナ星雲」 | アストロピクス

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南天の巨大な星形成領域「カリーナ星雲」

この画像に映っているのは、南天の巨大な星形成領域であるカリーナ星雲(NGC 3372)です。カリーナ星雲は、りゅうこつ座の方向、約7500光年の距離にあります。

この画像は酸素(青)、水素(緑)、硫黄(赤)からの光をとらえる3つの異なるフィルタで得られた画像を組み合わせたものです。また色は電離ガスの温度も表しており、青は比較的高温、赤は低温です。

画像の中央付近でひときわ明るく輝いているのは「りゅうこつ座イータ星(イータ・カリーナ)」です。イータ・カリーナは、天の川銀河の中で最も大質量で明るい星の1つです。いずれ超新星爆発を起こすとみられています。

画像は南米チリ北部にあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)のカーティス・シュミット望遠鏡で撮影されました。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/N. Smith (University of Minnesota)

(参照)NOIRLab