ジュノー探査機がとらえた木星表面の不気味な「顔」 | アストロピクス

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ジュノー探査機がとらえた木星表面の不気味な「顔」

ハロウィンの時期にあわせて、木星表面の不気味な「顔」のようにみえる画像が公開されました。

画像は2023年9月7日、NASA(アメリカ航空宇宙局)のジュノー探査機が54回目の木星最接近(PJ54)をしているときに撮影されたものです。その際、木星の北半球の「ジェットN7」と呼ばれる領域がとらえられました。画像には、木星の昼夜境界付近で、雲や嵐がうねるようすが映し出されています。

ジュノー探査機は現在、38日間で木星を1周する軌道をまわっています。ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラで木星表面を撮影。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。

この画像は市民科学者のVladimir Tarasov氏がジュノーカムのデータをもとに作成したものです。元の画像が撮影されたとき、ジュノー探査機は木星の雲頂から約7700kmの距離のところに位置していました。

Image credit:
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing by Vladimir Tarasov © CC BY

(参照)NASAMission Juno