カッシーニ探査機がとらえた土星の衛星ヤヌス | アストロピクス

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カッシーニ探査機がとらえた土星の衛星ヤヌス

この画像は、カッシーニ探査機が土星の衛星ヤヌスをとらえたものです。ヤヌスは196×192×150kmほどの小さな衛星で、表面には直径30kmを超えるクレーターがいくつか存在しています。地球の月と同様、ヤヌスはつねに同じ面を土星に向けています。この画像には、ヤヌスの土星側の面が見えています。

ヤヌスは土星から15万1000kmのところを17時間かけて公転しており、もう一つの衛星エピメテウスと同じ軌道を共有していることが知られています。ヤヌスとエピメテウスは、もともと1つの天体が分裂してできた可能性があります。参考記事:同じ公転軌道を共有する土星の衛星エピメテウスとヤヌス

画像は13年前の今日、2010年4月7日に撮影されました。撮影時、カッシーニ探査機はヤヌスから約7万5000kmの距離に位置していました。解像度は1ピクセルあたり448m。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal