ベピコロンボから届いた3度目の水星フライバイ映像 | アストロピクス

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ベピコロンボから届いた3度目の水星フライバイ映像

日欧共同の水星探査計画「ベピコロンボ」は、2023年6月20日(日本時間、以下同じ)に水星で3度目のフライバイを行いました。映像の前半はその際に撮影された217枚の画像をつなげたものです。前半の映像は、ベピコロンボが水星表面から1789km離れていた午前4時46分25秒から始まり、33万1755km離れた午前5時34分25秒で終わります。

ベピコロンボは午前4時34分に、水星表面から約236km上空まで最接近しました。ただ最接近時には水星の夜側を通過しており、太陽光を浴びて明るい表面が見え始めたのは最接近から約12分後のことでした。

画像は映像からのスクリーンショット。文字は編集部で追加したものです。
画像は映像からのスクリーンショット。文字は編集部で追加したものです。

映像の後半は、一部の地域のクローズアップです。長さ600kmのビーグル断崖や、その断崖が突き抜けるSveinsdóttirクレーター、また今回のフライバイに先立って命名されたばかりのManleyクレーターなどが映っています。

(参考記事)3度目の水星フライバイでベピコロンボがとらえた水星画像

ベピコロンボは、日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)の水星磁気圏探査機「みお」(MMO:Mercury Magnetospheric Orbiter)と、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の水星表面探査機(MPO:Mercury Planetary Orbiter)という2機のオービターで水星の観測を行うミッションです。

ベピコロンボは、「みお」とMPO、そして電気推進モジュール(MTM)が結合した状態で水星に向かっています。フライバイ時には探査機のメインのカメラはまだ使うことができません。映像には、MTMに設置されているモニタリングカメラの1つで撮影された画像が使われています。

Credit: Image: ESA/BepiColombo/MTM, CC BY-SA 3.0 IGO; Music composed by ILĀ.

(参照)ESA