小さなミマスの背後に浮かぶ巨大な土星

土星探査機カッシーニがとらえた土星の画像です。画像中央付近、リングの上に衛星ミマスが映っています。ミマスの直径は396kmほどで、土星の主な衛星の中では最も小さく、また最も内側を公転しています。太陽光がリングに対して真横に近い角度から当たっており、土星に落ちるリングの影が細く見えています。

この画像は2009年11月24日に、カッシーニ探査機の広角カメラで撮影されました。土星のリング面のわずかに上から撮影したもので、752nmを中心とした近赤外光に敏感なフィルターが使われています。撮影時、カッシーニ探査機は土星から約160万kmの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal