土星探査機カッシーニがとらえた、土星の衛星プロメテウス。プロメテウスは平均半径43.1kmの小さな衛星で、土星のFリングの内側を14.7時間で公転しています。
画像右側は太陽光に照らされて明るく見えています。一方、陰になっている部分も、うっすらと表面が見えています。これは土星で反射した太陽光がプロメテウスを照らしているためです。地球の反射光が月を照らす現象を「地球照」と言いますが、それと同じような「土星照」と言える現象が起きているのです。
画像は2010年1月27日、プロメテウスから3万4000km離れたところから撮影されました。
Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute