X線、可視光、赤外線で見た棒渦巻銀河「NGC 1672」 チャンドラ、ハッブル、ウェッブの共演 | アストロピクス

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X線、可視光、赤外線で見た棒渦巻銀河「NGC 1672」 チャンドラ、ハッブル、ウェッブの共演

この画像に映っているのは、かじき座の方向、6000万光年の距離にある棒渦巻銀河NGC 1672です。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の赤外線画像、チャンドラX線望遠鏡のX線画像、ハッブル宇宙望遠鏡の可視光画像が合成されています。

ウェッブ望遠鏡のデータは、渦状腕にあるガスと塵を示しています。チャンドラ望遠鏡のデータは、伴星からガスを引きこんでいる中性子星やブラックホールなどのようなコンパクトな天体や、超新星残骸などを示しています。

2023年5月23日、主にチャンドラX線望遠鏡とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のデータを組み合わせた新しい画像が4点、NASA(アメリカ航空宇宙局)のウェブページで公開されました。今回紹介したNGC 1672の画像は、そのうちの1点です。

Credits: X-ray: NASA/CXC/SAO; Optical: NASA/ESA/STScI; IR: NASA/ESA/CSA/STScI; Image Processing: L. Frattare, J. Major, and K. Arcand

(参照)Chandra X-ray ObservatoryNASA