木星最大の衛星ガニメデの北極域が初めて撮影された | アストロピクス

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木星最大の衛星ガニメデの北極域が初めて撮影された

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえた木星の衛星ガニメデ。ガニメデの北極域を撮影した初めての画像です。画像は2019年12月25日に50分の間に撮影されました。

ガニメデは木星最大の衛星で、太陽系全体を見ても衛星としては最大の天体です。また衛星としてはただ一つ磁場を持っており、また表面の氷の下には液体の水の海がある可能性も指摘されています。

ジュノーに搭載されているカメラ、ジュノーカムのデータは一般に公開されており、誰でも処理することが可能です。

この画像は“市民科学者”のGerald Eichstädt氏が、ジュノーカムのデータをもとに作成したものです。元の画像が撮影されたとき、ジュノーはガニメデから9万7680〜10万9439kmのところを飛行していました。

Image Credit:
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing by Gerald Eichstädt

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA23443