大マゼラン銀河の超新星残骸DEM L249 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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大マゼラン銀河の超新星残骸DEM L249 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像は2022年5月9日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースされたもので、大マゼラン銀河にある超新星残骸DEM L249が映っています。大マゼラン銀河は私たちがすむ天の川銀河の伴銀河で、地球から約16万光年の距離にあります。

超新星にはいくつかのタイプがありますが、DEM L249は「Ia型」と呼ばれるタイプの超新星爆発の残骸です。Ia型超新星は、白色矮星を含む連星系で白色矮星に伴星のガスが降り積もったり、白色矮星どうしが合体したりして臨界質量を超えたときに大爆発を起こすと考えられています。

画像のデータは、白色矮星が超新星爆発を起こしたときに生き残った伴星を探すために大マゼラン銀河を調査した際に、ハッブル宇宙望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)を使って得られたものです。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, Y. Chu

(参照)ESA/Hubble