360度パノラマに映る天の川、黄道光、大気光 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

360度パノラマに映る天の川、黄道光、大気光

この画像は、南米チリ、セロ・トロロ汎米天文台(CTIO)で撮影されたもので、360度パノラマ画像になっています。地上にはCurtis Schmidt望遠鏡、ビクター・M・ブランコ4m望遠鏡、SMARTS 1.5m望遠鏡などの望遠鏡群が映っています。

夜空には天の川が垂直に立ち昇るように映っているほか、黄道光や大気光も見えています。画面左の天の川の右側にぼんやり白く見えているのが黄道光で、太陽系内に漂う塵に太陽光が散乱して淡く光っています。地平線近くに見える緑やオレンジ、赤っぽく見える淡い光が大気光で、上層大気の化学反応によって生じています。

画像はNSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2022年5月4日にリリースされた「Images of the Week」です。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/B. Tafreshi

(参照)NOIRLab