カッシーニ探査機が見たタイタン(2008年1月5日撮影) | アストロピクス

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カッシーニ探査機が見たタイタン(2008年1月5日撮影)

この画像には、カッシーニ探査機がとらえた土星の衛星タイタンが映っています。太陽とタイタン、そして探査機がおりなす角度は128度で、タイタンが細い月のように見えています。

ただ地球の月とは異なり、タイタンの表面は見えていません。タイタンは分厚い大気に覆われています。そして大気中に漂うオレンジ色のもやのために可視光では表面を見ることができないのです。

タイタンは土星最大の衛星で直径は約5150kmあります。太陽系全体で見ると、衛星としては木星の衛星ガニメデに次いで2番目に大きな天体です(参考記事:「太陽系の衛星 大きさトップ10」)。

画像は2008年1月5日に撮影されたもので、赤、緑、青のフィルタで撮影した画像を合成して自然色を再現しています。撮影時、カッシーニ探査機はタイタンから約21万3000kmの距離に位置していました。画像の解像度は1ピクセルあたり13km。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal