運用を終えた電波望遠鏡と大小マゼラン雲、そして流れ星 | アストロピクス

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運用を終えた電波望遠鏡と大小マゼラン雲、そして流れ星

この画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)が2024年3月18日に「今週の1枚(Picture of the Week)」として公開したものです。南米チリにあるESOラ・シヤ天文台に設置されたスウェーデン-ESOサブミリ波望遠鏡(SEST)が映っています。標高2375mのアタカマ砂漠にあるSESTは2003年に運用が終了しており、現在は砂漠の風景を静かに見守っています。

夜空には多くの星々が映るなかで、大マゼラン雲(左)と小マゼラン雲が目立っています。これらは天の川銀河を周回する衛星銀河(伴銀河)です。左下には天の川の一部が映り、画像右上には流れ星が見えています。また地平線近くの空は、大気光によって緑や赤にうっすらと染まっています。

Image Credit: ESO/A. Ghizzi Panizza (www.albertoghizzipanizza.com)

(参照)ESO