いて座の球状星団NGC 6723 ヨーロッパ南天天文台が撮影 | アストロピクス

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いて座の球状星団NGC 6723 ヨーロッパ南天天文台が撮影

この画像に映っているのは、いて座の方向、約2万8000光年の距離にある球状星団NGC 6723です。画像は、2023年8月14日にESO(ヨーロッパ南天天文台)の「今週の1枚(Picture of the Week)」として公開されました。ESOパラナル天文台にあるVISTA望遠鏡を使い赤外線で撮影されたものです。

球状星団は、重力によって数万〜数百万個の星々が球状にまとまっています。天の川銀河には160個ほどの球状星団が存在することが知られています。その多くは少なくとも100億歳で、天の川銀河で最も古い星が存在してると推定されています。

アメリカの天文学者シャプレーは20世紀のはじめごろ、複数の球状星団までの距離を測定。その分布から太陽系が天の川銀河の中心ではなく外側寄りにあると正しく推定しました。

Image Credit: ESO/S. Meingast et al.

(参照)ESO