
2017年7月に南極のラーセンC棚氷から記録上最大級の氷山が分離しました。それから3年半後の2020年11月から12月にかけて、巨大氷山A-68Aは南太平洋のサウスジョージア島にかなり接近し話題となりました。その画像はアストロピクスでも何度か紹介してきました。
12月中旬以降、A-68Aはいくつかに分裂したことが観測されました。最近になって、さらに細かく分裂していることが分かりました。
冒頭の画像は、コペルニクス・センチネル1がとらえたものです。A-68Aが分裂し、いくつもの氷山に分かれているのが映っています。分裂した破片の一つA-68Gは、長さ約53km、幅は最も広いところで約18kmあります。

こちらは1月31日時点でのA-68AやA-68Gを、センチネル1がとらえた画像です。小さな氷山も周辺に多く浮かんでいるのが映っています。
(参照)ESA
https://www.esa.int/Applications/Observing_the_Earth/Is_this_the_end_of_the_A-68A_iceberg