GALEX衛星が紫外線でとらえた渦巻銀河M81 | アストロピクス

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GALEX衛星が紫外線でとらえた渦巻銀河M81

紫外線観測衛星GALEXがとらえた渦巻銀河M81。M81は、おおぐま座の方向、約1200万光年の距離にあります。GALEX衛星は2003年に打ち上げられました。画像は打ち上げ4周年を記念して2007年に公開されたものです(GALEXの運用終了は2013年)。

M81の左側には「Holmberg IX」と呼ばれる小さな銀河が映っています。Holmberg IXは可視光ではほとんど見えませんが、紫外線で見たこの画像にははっきりと映し出されています。画像には映っていませんが、M81の近くにはM82銀河が存在しています。Holmberg IXは、M81とM82の間の相互作用の結果、誕生したと見られています。

画像の青は若い星を、黄は比較的高齢の星を示しています。M81の渦状腕やHolmberg IXでは若い星が青く映し出されており、一方でM81の中央部には比較的高齢の星々が集まっていることが分かります。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/J. Huchra (Harvard-Smithsonian CfA)

(参照)GALEX