土星のリングの向こうに見える「リング」 | アストロピクス

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土星のリングの向こうに見える「リング」

この画像は土星探査機カッシーニが2006年1月18日に撮影したものです。画像を横に走る細い線は土星のリングです。その土星のリングの向こう側に円いリングが映っています。そのリングの正体は土星最大の衛星タイタンです。

タイタンには、太陽系の衛星としては唯一、分厚い大気が存在します。大気中の靄(もや)に太陽光が散乱してリング状に明るく見えているのです。

画像は可視光の波長で撮影されたものです。撮影時、カッシーニ探査機は土星から約100万km、タイタンから約220万kmの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal