ISS(国際宇宙ステーション)から撮影された満月。2019年6月17日に撮影されました。撮影時、ISSはグアム島の北東の太平洋上空に位置していました。
この写真に映る月をよく見ると、満月にも関わらずまん丸になっておらず、月の上半分と比べて下半分がやや扁平になっているのが分かります。
光は宇宙空間から地球の大気に出入りするときに曲がります。写真の月は下の方が地球の大気にかかっているため光が曲がり、扁平に見えているのです。
なおアストロピクスでは以前、今回紹介した写真よりも極端にゆがんだ満月の写真を紹介したことがあります。興味がありましたら過去記事ご覧ください。
Image Credit: NASA