りゅう座の方向、約3億8000万光年の距離にあるNGC 6338という銀河の集団をとらえた画像。背景の可視光画像に、チャンドラX線望遠鏡がとらえた約2000万度以上の高温ガス(赤)と、チャンドラとXMM-Newton衛星でとらえた低温ガス(青)が重ねられています。
多くの銀河は孤立して存在しているわけではなく、比較的少数の銀河からなる「銀河群」や、数百〜数千の銀河からなる「銀河団」などに属しています。そのような銀河の集団は、互いに重力で引かれ合って衝突・合体することもあります。
NGC 6338では、2つの銀河群が時速約650万kmもの速度で衝突しています。これは、今まで知られている2つの銀河群の衝突の中で、最も激しいものである可能性があります。
Image credit: X-ray: Chandra: NASA/CXC/SAO/E. O'Sullivan; XMM: ESA/XMM/E. O'Sullivan; Optical: SDSS
https://www.nasa.gov/mission_pages/chandra/images/galaxy-gathering-brings-warmth.html