クリミアのアマチュア天文学者Gennady Borisov氏によって2019年8月30日に発見されたボリソフ彗星(2I/Borisov)は、2017年に発見されたオウムアムアに次いで、恒星間天体として2番目に認定された天体です。
そのボリソフ彗星を、アメリカ、イェール大学の天文学者が、ハワイ、マウナケア山頂にあるケック天文台のLRIS(低分散撮像分光器)で撮影した画像が公開されました。
彗星は太陽に近づくと、表面の氷が昇華してガスや塵を核のまわりにまとうようになり、ぼんやりと光ってみえるようになります(「コマ」と呼ばれます)。また太陽と反対方向に塵やイオンが流れ「尾」を作ります。上の画像では、コマや尾が映し出されています。
こちらはボリソフ彗星と地球を比較したものです。彗星のコマや尾が広範囲に広がっていることが分かります。
Image Credit: P. van Dokkum, G. Laughlin, C. Hsieh, S. Danieli/Yale University
http://www.keckobservatory.org/comet-borisov/
https://news.yale.edu/2019/11/26/new-image-offers-close-view-interstellar-comet