2023年2月18日に発生したX2.2の太陽フレア

2023年2月18日、5時16分(日本時間)をピークとするX2.2の太陽フレアが発生しました。この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが13.1nmの極端紫外線でとらえた太陽フレアです(画像内の時刻表示はUT[世界時]になっています)。太陽面の左上側でフレアが明るく光っています。

太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアで、その後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。2023年1月10日にX1.9の太陽フレアが発生しましたが、X2をこえる規模のフレアが発生したのは2023年に入ってからは今回が初めてです。

こちらの映像は、2月18日の太陽フレアを13.1nm、17.1nm、19.3nm、21.1nm、30.4nmの波長で撮影したものです。波長によって見える温度領域が異なります。なお大きさの比較のため、太陽画像の右上に同縮尺の地球の画像が置かれています。

Image Credit: NASA/SDO、SDO/NASA/Helioviewer.org

(参照)NASA blog - Solar Cycle 25Helioviewer.org