太陽観測衛星SDOがとらえた2022年10月の太陽

この映像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが太陽の上層大気である「コロナ」をとらえたものです。SDOの観測装置の1つ「AIA(Atmospheric Imaging Assembly)」によって波長17.1nmの極端紫外線で撮影されたもので、約60万度の領域が映し出されています。

SDOが2022年10月1日〜31日に撮影した画像をつなげたタイムラプス映像になっています。各画像はおよそ10分おきに撮影されており、1か月分の太陽のようすが3分5秒の映像になっています。

こちらは同じく2022年10月の太陽の映像です。上の映像とは異なり、19.3nmの波長の極端紫外線で撮影された画像をもとに動画にしたものです。19.3nmの波長では約100万度の領域が見えています。

なお19.3nmの映像の最後の方では、「微笑む太陽!? 太陽観測衛星が撮影」で紹介した、コロナホールの形や位置の関係でまるで笑顔のように見える画像が現れます。

Courtesy of NASA/SDO and the AIA, EVE, and HMI science teams. 動画制作:岡本典明

(参照)SDO