カナダ、ケベック州北部にあるピングアルイト・クレーターをとらえた画像です。地球観測衛星テラが2021年10月1日、搭載する観測機器ASTERで撮影したもので、NASA・JPL(アメリカ航空宇宙局ジェット推進研究所)のウェブページで2022年4月19日に公開されました。
ピングアルイト・クレーターは直径3.5kmの円形をしており、イヌイットの間では「クリスタル・アイ」として知られています。約140万年前の隕石衝突によって形成されたと考えられています。現在は深さ270mほどの湖となっていますが、川などで他の水域とはつながっていません。
ASTERは可視光から熱赤外までの14のスペクトル帯、15〜90mの空間分解能を持つ観測機器です。1999年12月18日にテラ衛星に搭載されて打ち上げられた5つの観測機器のうちの1つです。
Image Credit: NASA/METI/AIST/Japan Space Systems, and U.S./Japan ASTER Science Team
(参照)JPL