ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた輝線星雲NGC 2313。いっかくじゅう座の方向、3750光年ほどの距離にあります。中央にある明るい星V565が周囲の星雲を照らしていますが、画像の右半分は濃い雲によって隠されています。
画像を掲載するESA/Hubbleのウェブページによれば、NGC 2313のように扇状の明るいガスを伴う星を、かつては「cometary nebulae(彗星星雲)」と呼んでいましたが、その名称は現在では使われていないとのことです。他にも「渦巻星雲」が「渦巻銀河」と呼ばれるようになるなど、宇宙についてよりよく知るにつれて、天文学で使われる言葉は変化することがあります。
画像は2021年5月10日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。
Image Credit: ESA/Hubble, R. Sahai
(参照)ESA/Hubble