火星探査車オポチュニティ、真上からの自撮り画像 | アストロピクス

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火星探査車オポチュニティ、真上からの自撮り画像

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車(ローバー)オポチュニティが、2004年12月19日〜20日に撮影した画像を合成して作られたセルフポートレート(自撮り画像)です。オポチュニティのマストに取り付けられたカメラで撮影されました。

2003年7月8日に打ち上げられたオポチュニティは、2004年1月25日に火星に着陸しました。画像は着陸から11か月後(322〜323火星日)に撮影されたものです。火星の大気中には塵が多く、火星に着陸した着陸船(ランダー)や探査車などには時間経過とともに機体に塵が積もることがあります。この画像に映るオポチュニティには塵があまり見られませんが、のちに太陽電池パネルにたくさんの塵が降り積もった自撮り画像が撮られたこともありました。

オポチュニティは2018年6月10日に通信途絶するまで、14年以上にわたり稼働し続けました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell

(参照)Mars Exploration Program