
こちらの画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2026年2月9日に公開されたものです。南米チリにあるESOパラナル天文台で撮影されました。
パラナル天文台にはVLT(超大型望遠鏡)が設置されています。VLTは四つの8.2m望遠鏡(ユニット・テレスコープ、UT)と、四つの可動式の1.8m補助望遠鏡(AT)で構成されています。画像にはATの1台が手前に映り、奥に4台のUTが見えています。
UTからは、人工の星を作り出して大気のゆらぎを補正するためのレーザー光が夜空に向かって伸びています。いちばん右側にあるUT4望遠鏡には以前から4基のレーザーが搭載されていました。この画像が撮影された2025年11月には、そのほかの3つのUTで追加のレーザーが試験運用されていました。
望遠鏡群の頭上には天の川が美しく流れており、画像左側に天の川銀河の中心方向が見えています。ただその付近には、いくつもの光のすじも映っています。ESOによると、それらは衛星コンステレーションの衛星群によるものとのこと。衛星が太陽光を反射して明るく見えているのです。これは天文学にとって大きな脅威になっており、ESOではその影響を軽減するための取り組みを進めているとのことです。
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Image Credit: A. Trigo/ESO
(参照)ESO

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