第25周期で最大のX8.7太陽フレアが発生

2024年5月15日1時51分(日本時、以下同じ)をピークとする強力な太陽フレアが発生しました。画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが複数の波長の極端紫外線で撮影した画像を合成したものです。画像右側に明るく輝くフレアが映っています。

このときの太陽フレアは「X8.7」に分類される大規模なものでした。太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。

太陽は11年周期で活動が活発になったり穏やかになったりします。太陽の活動の周期(サイクル)は1755年から番号が付けられており、2019年12月からは第25周期に入っています。第25周期で発生した太陽フレアのうち、これまでで最大規模だったのは2月22日にX6.3の太陽フレアでした。5月15日のフレアはそれを超えて25周期で最大規模のものになりました。(参考記事)第25周期で最強の太陽フレアを含め24時間にXクラスが3回発生

こちらの映像は、5月15日の太陽フレアを13.1nm、17.1nm、19.3nm、21.1nm、30.4nmの波長でSDOが撮影したものです。波長によって見える温度領域が異なります。前半はフレア付近のクローズアップ、後半は太陽面全体が映っています。なお映像中の時刻表示は世界時になっています。

Image Credit: NASA/SDO
Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org、NASA/SDO

(参照)NASA blog - Solar Cycle 25Helioviewer.orgNASA's Scientific Visualization Studio