これはESA(ヨーロッパ宇宙機関)の衛星Proba-2が、2020年に太陽を撮影した画像を並べたものです。1月1日から12月31日まで1日1枚ずつ、うるう年でしたので合計366枚の太陽画像が並んでいます。各画像は約100万度のコロナ(太陽の上層大気)を極端紫外線でとらえたものです。6月21日と12月14日の画像は、太陽の一部が月に隠されて部分日食になっています。
太陽活動は2019年12月に極小となり、太陽活動の第25周期が始まりました(参考「太陽活動の第25周期がスタート」)。2020年は第25周期が始まったばかりで、年のはじめごろは太陽活動はあまり活発ではありませんでした。年末近くになると活動の兆候が見えてきました。11月〜12月の画像では、複数の活動領域が見られます。
なお掲載した画像は解像度を落としてあります。オリジナルをご覧になりたい方はESAのウェブページをご覧ください。各画像から作成した動画へのリンクもあります。
Image Credit: ESA/Royal Observatory of Belgium
(参照)ESA