太陽観測衛星SDOがみた2023年の初日の出の太陽 | アストロピクス

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太陽観測衛星SDOがみた2023年の初日の出の太陽

この画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが、2023年1月1日午前7時ごろ(日本時間)の太陽をとらたものです。日本列島各地の初日の出の時刻は午前7時前後でしたので、ちょうど初日の出の頃の太陽の姿を撮影したものということになります。

いずれもSDOの観測装置「AIA(Atmospheric Imaging Assembly)」により極端紫外線でとらえたもので、左上は17.1nm、右上は19.3nm、左下は21.1nm、右下は30.4nmの波長で撮影された画像です。波長によって見える温度領域が異なります。

太陽の表面(光球)の上には「彩層」と呼ばれる大気層があり、さらにその上に「コロナ」と呼ばれる上層大気が広がっています。波長30.4nmの画像は彩層とコロナの間の遷移層が見えています。そのほかはコロナが映し出されています。なお各画像の右上には、大きさの比較のための地球画像が太陽と同縮尺で置かれています。

Image Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org

(参照)Helioviewer.org