NASA(アメリカ航空宇宙局)によれば、1月27日午前9時28分ごろ(日本時間)、直径3.6〜8.2メートルと推定される小惑星「2023 BU」が高度約3600キロメートルまで接近するとのことです。「ひまわり」などの静止衛星の高度は約3万6000キロメートルですから、その10分の1ほどのところまで接近することになります。地球に衝突する危険性はありません。
2023 BUは、1月21日に発見されました。2023 BUはこれまで、ほぼ円形の軌道を359日かけて太陽を1周していました。NASAによれば、2023 BUは地球に非常に接近することで軌道が変わり、遠日点(太陽から最も遠い地点)が地球と火星の軌道の中間あたりとなり、太陽を425日間で1周することになるとのことです。