NEARシューメーカーがとらえた小惑星エロスの北極域 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

NEARシューメーカーがとらえた小惑星エロスの北極域

この画像に映っているのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機NEARシューメーカーがとらえた小惑星エロスです。2000年2月29日に高度約200kmから撮影された6枚の画像で構成された画像で、エロスの北極域を見下ろしています。下部には鞍のような領域があり、上部には直径5.3kmのクレーターが映っています。

NEARシューメーカーは、2000年2月14日にエロスを周回する軌道に入りました。画像はそのおよそ2週間後に撮影されたものです。NEARシューメーカーは2001年2月までエロスで観測を続けました。

なお画像が撮影された頃、探査機は「NEAR」と呼ばれていました。エロスの周回軌道に入った1か月後の2000年3月14日に、アメリカの有名な地質学者ユージン・シューメーカーにちなんで探査機の名称は「NEARシューメーカー」へと変更されました。

Image Credit: NASA/JPL/JHUAPL

(参照)Planetary Photojournal