すばる望遠鏡がとらえたアンドロメダ銀河 すばる望遠鏡25周年 | アストロピクス

すばる望遠鏡がとらえたアンドロメダ銀河 すばる望遠鏡25周年

ハワイ、マウナケア山頂域にある日本の「すばる望遠鏡」は、1999年1月のファーストライトから2024年で25周年を迎えました。画像は、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)」で撮影されたアンドロメダ銀河(M31)です。すばる望遠鏡25周年の記念として国立天文台がウェブページに掲載しました。

すばる望遠鏡は口径8.2mの巨大望遠鏡です。ほかの8m級の望遠鏡と比べ、非常に視野が広いことが特長です。HSCは、すばる望遠鏡の主焦点に設置された、計8億7000万画素の巨大なデジタルカメラです。

HSCは満月9個分の視野をもっており、アンドロメダ銀河のほぼ全体を1視野でとらえることができます。画像を拡大すると、銀河内の星の一つ一つが分解して映し出されていることがわかります。この広い視野とシャープな星像こそが、すばる望遠鏡とHSCの組み合わせで実現される最大の特長とのことです。

Image Credit: 国立天文台

(参照)すばる望遠鏡