
この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた天王星です。2022年10月10日に撮影されたもので、天王星の両脇に浮かんでいるように見える淡い青色の部分はオーロラです。天王星のリングもかすかに見えています。

こちらは2022年10月8日、10日、24日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天王星の画像を並べたものです。オーロラの領域が変化しているのがわかります。
パリ天文台のLaurent Lamy氏らの研究チームは、2011年から2022年にかけてのハッブル宇宙望遠鏡によるオーロラの観測をもとに、天王星の自転周期を17時間14分52秒と推定しました。これは、1986年にボイジャー2号がフライバイ観測を行った際に得られた推定値17時間14分24秒より28秒長い値です。また今回の推定値は従来の1000倍の精度としています。
(参考)天王星の詳細最新画像 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測
Image Credit: ESA/Hubble, NASA, L. Lamy, L. Sromovsky
(参照)ESA/Hubble