太陽観測衛星がとらえた惑星の「家族写真」 | アストロピクス

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太陽観測衛星がとらえた惑星の「家族写真」

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブが2020年6月7日に撮影したもので、星空を背景に天王星と海王星を除く太陽系の6惑星が映っています。左から火星、土星、木星、金星、地球、水星です。画像Credits: NASA/Johns Hopkins APL/Naval Research Laboratory/Guillermo Stenborg and Brendan Gallagher

この画像が撮影されたとき、パーカー・ソーラー・プローブは太陽から1870万kmの距離に位置していました。地球からの距離は約1億5800万kmでした。

パーカー・ソーラー・プローブは2018年8月に打ち上げられ、太陽を周回しながら観測を行っています。最終的には太陽表面から600万km以内まで近づくことになっています。

こちらの画像は、NASAの太陽観測衛星STEREOが2020年6月7日に撮影したものです。天王星と海王星を除く、太陽系の6惑星が映っています。左から水星、火星、金星、地球、土星、木星です。撮影場所が異なるため、パーカー・ソーラー・プローブが撮影した画像とは、惑星の並びが異なっています。画像Credits: NASA/STEREO/HI

こちらは、それぞれの画像の撮影時の探査機や惑星の位置関係を示した図です。左がパーカー・ソーラー・プローブ、右がSTEREOです。STEREOは地球とほぼ同じ公転軌道上から太陽を観測しています。画像Credits: NASA/Johns Hopkins APL/Yanping Guo; NASA/STEREO/HI

なお別記事でESA/NASAの太陽探査機ソーラー・オービターが撮影した3惑星の画像を紹介しています。あわせてご覧ください。

(参考記事)ボイジャー1号が60億kmの彼方から撮影した太陽系の「家族写真」

(参照)NASA