同じ活動領域で発生した2度のXクラス太陽フレア(2024年7月14日、16日)

2024年7月14日と16日、太陽の同じ活動領域で2度のXクラスの大規模フレアが発生しました。14日には2時34分(世界時、以下同じ)をピークとするX1.2の太陽フレアが、16日には13時26分をピークとするX1.9の太陽フレアが発生しました。

こちらの画像は14日の太陽フレアをNASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが13.1nmの波長の極端紫外線で撮影したものです。極端紫外線で明るく輝くフレアが映っています。

太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。

こちらの動画は、7月14日と16日の太陽フレアをSDOがとらえたものです。14日のフレアは13.1nm、16日のフレアは13.1nm、19.3nmの波長の極端紫外線で撮影したものです。波長によって見える温度領域が異なります。

Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org; Image Credit: NASA/SDO
映像作成: Noriaki Okamoto

(参照)NASA blog - Solar Cycle 25(1)(2)Helioviewer.org